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俺たちのデビューが決まった。
練習生として努力を重ねて、自分たちで掴み取った夢の始まり。
レッスン中だった俺たち5人が集められて、PDに呼ばれた会議室。
俺と、スビニとボムギュとテヒョニとヒュニン。
告げられた「デビュー」の単語と「おめでとう」の言葉。
未だかつて、こんなに心臓の音が大きく高鳴ったことはあっただろうか
リーダーがスビニで、コンセプトがこうで、デビュー時期はいつを想定していて…とても重要な話なのに夢か現実か区別がつかなくなったみたいにふわふわする思考。
じんわりかいた手汗、立ってる感覚がない足。
俺たちが、ついに…
「俺たち、デビューできるんだ…」
レッスン室に戻った俺たち、ボムギュの一言でだんだん実感が湧いてきた。
「ああ、俺たちアイドルになるんだ」
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作者名：わいきき | 作成日時：2021年2月8日 13時
