兄貴分の僕、弟分長男の彼 (ページ22)

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僕は日本語が使える。韓国語も覚えた。

メンバーからの愛情と誹謗中傷の間で両腕を引っ張られていた僕だからこそ、さらに強い武器にできるし、昇華するならここだった。

韓国で活動しているからって日本語の曲を出すことが禁じられているわけではない。セオリーから外れているだけで。

だけど僕は誰の価値観にも縛られないし、制圧を争って自分の信じる道を進む。

それは、「防弾少年団」のコンセプトでもあるでしょ？

最初こそ、「いくら別名義でも、アイドルとしてどうなの？」「過激な表現でストリーミングに年齢指定が入るなんて」「またあの日本人か」と声も上がったが、現地のヒップホップ界隈や日本人の男性ペンからは一気に応援してくれるようになった。
もちろんヨジャペンも。

握手会では、ヨジャarmyに混ざって照れ臭そうに参加してくれるナムジャペンも増えたし、純粋なヒップホップ好きのヨジャペンも増えた。

あれからラップラインも楽曲のトレンドやヒップホップの歴史を積極的に取り入れてさらに楽曲に磨きがかかるし、もちろんボーカルラインの洗礼された歌声やグループ全体のダンスのレベルも上げて行った。

僕たちはもうアイドルラッパーなんてバカにさせないし、そんな奴が現れたらいくらだってマイクを握って迎え撃つ。

それが僕の戦い方で、
僕の家族の守り方。