オワリノナイ恋 / A. Masaki【6】 (ページ5)

今日:20 hit、昨日:0 hit、合計:61,236 hit

205.見たまんまのこと･･･M ページ5

.

楽屋に向かうと、メンバーはみんな揃っていて
俺が入って行くと一番に反応したのは、言うまでもなく相葉くんだった。

「松潤！」

「お疲れ。」

「お、おつかれ。Aちゃんは･･･」

どうだった？って不安そうな顔をして俺を見つめるから

「会えたよ。社長さんと一緒に」

「じゃあ、やっぱり･･･」

「うん、挨拶の相手は、二人だった。･･･Aちゃんが交渉したらしいけどね？」

「交渉？」

「うん、社長に直々に今回の話し合い参加させてくださいって言ったんだって。」

そう言うと、相葉くんはホッとした表情をしてて

「でも、、なんか･･･」

「ん？」

「なんつーか、これ言っていいのかな」

俺のセリフに、何かあったのって感情むき出しでこっちを見つめてきて
相葉くんの心の声が聞こえてきそう。

「言ってやれば？」

相葉くんの向かいに座ってた翔くんが、呟いた。

「見たまんまのこと言ってやればいいんじゃねえの？良いことだろうと、悪いことだろうと」

「でも･･･」

「相葉くんだってその覚悟があって、松潤に頼んだんだろ」

「うん。松潤･･･どうしたの？」

「うん、Aちゃんとさ？社長さんさ･･･もしかしたらデキてるんじゃねぇかなって･･･」

「え･･･」

「や、確証はねぇよ？社内にそう言う噂があって、二人の雰囲気もただの上司と部下じゃない感じがしたってだけで」

部屋には、俺らしかいないから
スタッフの目なんて気にせずに、四人に今日見てきたこと感じたことを全て話した。