オワリノナイ恋 / A. Masaki【6】 (ページ4)

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204.メモの内容･･･M ページ4

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タカノのビルから車が出ると
JSのスタッフは別件で行くところがあるからって
曲に向かう途中にある最寄りまで車で送って
車内は、俺とマネージャーの二人っきりになった。

「松本さん、Aさんとは話せました？」

「ん、まぁ。とりあえずかな」

「なんか、相葉さんらしい方でしたね？」

「相葉くんらしい？」

「なんか、落ち着きがありそうだけど結構芯が通っているというか」

マネージャーは、ハハッと笑って

「そうだな。･･･でもなにもなかった。Aちゃんは普通に仕事してた」

「それが何か？」

「だって、好きな人と離れるかもしれねぇんだよ？普通に仕事なんてできる？」

「･･･できるんじゃないですか？女の人は強いですから。」

マネージャーは静かにそう言ったけど
そういうもんなのか？って俺にはわからなくて

「できるだけ、Aさんとお話してもらえるよう時間は作ったつもりだったんですけど、相葉さんからの伝言は･･･？」

「一応渡したよ。ただ、彼女が読む前に･･･ね？」

「そうですか。･･･なにが書いてあったんですか？」

「連絡先」

「連絡先？だって、相葉さんの携帯は今･･･社用のだって監視が･･･」

「誰が相葉くんのって言ったの？俺の連絡先だよ。」

「え？松本さんの･･･」

マネージャーは、なんで？って顔をしながら車を運転して

「あぶねぇから、集中して運転しろよ(笑)」

「すんません」

「俺のとこに連絡なら、なにも問題はねぇだろ。橋渡しだってできるし、相葉くんが俺と一緒にいれば俺の携帯で二人が話し合うことだってできる」

「なるほど･･･」

「まぁ、向こうから連絡がこないと、こっちはどうすることもできないけどな」

「そうですね、･･･そろそろ到着しますんで準備お願いしますね」

「うん」

外を眺めると、もう暗がりになり始めていて
そんな空を見ながら
相葉くんに、Aちゃんの事をどう伝えようかってぐるぐる頭の中で考えていた。