オワリノナイ恋 / A. Masaki【6】 (ページ24)

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224.マンションの前でページ24

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帰るの前に、スーパーで買い物をして家路につく。

マンションの前まで来ると沢山の荷物と歩いてきたせいで暑くって、マフラーを少し下にずらした。
途端、背後から声をかけられて。

｢Aさんですか？｣

｢え、あ･･･はい･･･｣

｢私、こういうものでして･･･｣

って、名刺を取り出して私に渡してきた。

それを見ると、よく見る雑誌のジャーナリストで
今回の報道を流した会社の人だって･･･
すぐに、あっちゃまずい人だってわかった。

周りには誰もいなかったけど、その目はキラリと光っていて怖くなって後ずさりをする。

｢嵐の相葉雅紀さんと、お付き合いされてるんですよね？｣

｢や、あの･･････｣

｢いつからの仲なんですか？｣

｢･･･っ｣

迫ってくる影に、怖くて
やめてください、って言いたいのに思うように声が出ない。

その時、車道を走ってきた車の光が私たちを強くてらしたから
意識がそっちに行った隙に
その記者さんの前から抜けて、マンション内に走って入った。