オワリノナイ恋 / A. Masaki【6】 (ページ17)

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217.一つ入れると、一つ忘れる･･･A ページ17

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リーダーに連絡を入れようと
電話のアイコンをタップすると、そのタイミングでまた着信がきた。

「松本潤･･･」

ハッとして、何も考えずにその字列に電話をとった。

「もしもし？松潤！？」

「あ、相葉くん？ごめん、今大丈夫？」

「う、うん。家だから」

俺の声に、良かった。って松潤は呟いて

「今、Aちゃんから連絡きたよ」

「え、ほんと！？」

「うん、それで勝手に決めちゃったんだけど、明日俺相葉くんち行くね？」

「え？」

「Aちゃんとの電話取り付けたから」

その言葉で、やっと･･･やっと
彼女と話ができるんだって、鼻の奥がつんとした。

「明日、午後はオフなんだろ？何か予定入ってた？」

「う、ううん！大丈夫！空いてる！」

「良かった。俺も夕方までだから終わったら直接そっち向かうよ」

「うん！」

「あ、それとAちゃん、何も隠してることないって」

「隠してること？」

松潤の話だと、社長さんとのこと確かめたくて
直接的なことは聞かなかったけど、それとなく聞いてみたっていってた。

「何もないって。隠してることないって言ってた。」

「そう」

「相葉くんは、それを信じるんだろ？」

「もちろんだよ」

「だよな？じゃあ、明日行くから」

「うん、ありがとねほんと」

「いーえ」

どちらからともなく、おやすみって言って電話を切ると
残ったビールを一気に飲み干して、リーダからの連絡がきていたのを忘れたまんま大人しく布団に入った。