351.しようか ページ1
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｢辛かったね･･･でも、また次があるから･･･｣
｢あの子はあの子なんですっ！もう･･･次なんか･･･ぅえっ･･･っく｣
自分だって、赤ちゃんの存在に気付かなかった癖に
そんなこそしたって何にも解決しないのに雅紀くんに当たっちゃって
雅紀くんはそんな私に、申し訳なさそうな目を向ける。
｢Aちゃん･･････｣
｢次なんて･･･考えられないっ･･･授っちゃ、いけ、、ない子っ･･･だって･･･わかってました、、けどっ･･･いざ、、いざ居なくなっちゃっ、たって、、わかったらっ、もう･･･わたしっ｣
涙で顔をぐしゃぐしゃにしながら
自分の抱えていた気持ちを、零れ落ちるものと一緒にポロポロと吐き出したら
雅紀くんが、涙を自分の腕で必死に拭う私の腕をそっと握って、顔の前からそれをどけた。
｢ねぇ、Aちゃん｣
｢･･･ひっく、うぇっぐ･･･｣
｢結婚、しよっか。｣
｢･･･へ･･････｣
思いもよらないセリフに
一瞬時が止まったような感覚がした。
言われた言葉を、何度も頭の中でリピートして見るけど
不意に言われた言葉だったから、私が聞き取った言葉があってるかなんてわからない。
｢きっと、赤ちゃんも神様がまた戻っておいでって言って、来てくれるよ･･･｣
｢･･･ん、ぅん･･･グスっ･･･｣
｢だから、それを支えたい。1番近くで守ってあげられる存在になりたいから。｣
雅紀くんは、真剣な顔をして、さっきと同じ言葉を繰り返して
私が聞き間違えじゃないんだってことを証明してくれる。
｢っ･･･｣
｢事務所には、俺から掛け合ってみるし、出来ることならなんでもする。｣
｢･･･ヒッくっ･･･｣
｢だから･･･だから、俺と･･･一緒になってください、｣
地獄から天の囁きが聞こえたように心はドキドキしてて
雅紀くんの瞳にあるまっすぐした何かが
俺を信じてって、言ってるみたいで。
震える体で、うんって首を縦に振ると
雅紀くんは、これでもないぐらいに私の体をぎゅうううって抱きしめた。
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にゃん(プロフ) - ともさん» こちらにもコメントありがとうございます^ ^クスノキのみならずこちらまで！(◎_◎;)お時間頂戴してしまいすみません！そして、ありがとうございます(;_;)プロポーズのシーンは大切に書いていったのでそういって頂けると凄く嬉しいです( ´ ▽ ` ) (2019年11月9日 14時) (
レス) id: 59e4149665 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - ただいま…一気読み中です！雅紀くんのプロボーズに号泣してます(笑)続き…行ってきます(￣^￣)ゞ (2019年11月5日 10時) (レス) id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にゃん | 作成日時：2018年10月16日 1時
