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28.別れてください ページ28
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｢もし、もし｣
｢Aちゃん！？よかった･･･繋がった｣
｢･･･なんですか？｣
｢いや、昨日走って出て行っちゃったから何かあったのかな、、って｣
｢だって、雅紀くんは･･･｣
｢俺がどうしたの？｣
｢雅紀くんは、住む世界が違う･･･｣
｢え、何。突然(笑)｣
雅紀くんの声の遠くから、櫻井さーん！って声がして
そこに、櫻井さんもいるんだってわかった。
｢雅紀くんは、私のなんなんですか･･･｣
｢何って、彼氏でしょ？･･･違うの？｣
｢遊び、、ですよね･･･？｣
｢え？何言って･･･｣
｢もういいんです･･･私が釣り合わないのなんて端っからわかってました｣
｢･･･Aちゃん？どうしたの？｣
｢昨日の好きも全部うそ･･･キスだって私だけがドキドキして雅紀くんは･･･｣
｢ちょっと待ってよ！｣
｢雅紀くんがハッキリ言ってくれないなら、私が言います･･･｣
｢Aちゃん？｣
｢別れてください･･･あ････そんなこと言う必要も無いんですかね｣
｢ねぇ、何処にいるの？俺もそっち行くから！！そこでちゃんと話しよう？｣
｢･･･さよなら･･･ッ｣
一方的に電話を切ると、涙が止まらなくて
あー、メイク落ちちゃう･･･って思いながらティッシュで拭って
30分くらい社長室で待機した後、早く家に帰ることにした。
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作者名：にゃん | 作成日時：2017年11月29日 0時
