オワリノナイ恋 / A. Masaki【1】 (ページ13)

今日:5 hit、昨日:10 hit、合計:256,118 hit

13.緊張の寝不足ページ13

.

あぁ…懐かしい。

なんて思ってたら時間はもう夜中を回っていて
早く寝なきゃ。クマが出来た顔で雅紀くんに会えない。って思ったのに
緊張して、よく眠れなくてハッと気がついたら朝になってた。

｢A、どうした？顔色悪いぞ｣

今朝、車で出社した社長が車から一歩出て最初の言葉がそれだった。

｢ちょっと、寝不足で･･･(笑)｣

｢そうか、、考え事か何かか？｣

｢いえ、緊張して寝れなくて･･･｣

そこまで言って、ぼーっとした頭は
言わなくていいことを言ってしまったって目を覚まさせた。

｢緊張？･･･何緊張してるんだ｣

｢えっと、あの、、午後からの！宮崎財閥とのお茶会が･･･｣

｢お茶会･･･あぁ、そうか。お前は初めてだったな？そんな緊張しないで気楽に行けよ気楽に。(笑)｣

若い実業家の社長は年齢もさほど変わらないのに何百人もの社員をまとめ上げてる人で尊敬の目で見れる人。

｢お前は俺に一人一人どんな奴か教えてくれればいいだけだから(笑)スピーチまで用意されてる俺はどうしたらいいんだよ(笑)｣

｢はい･･･すみません｣

社長は、な。って言って丁度到着したエレベーターに乗り込む。
私も、安堵して社長の乗ったエレベーターに一緒に乗って最上階のボタンを押した。