オワリノナイ恋 / A. Masaki【1】 (ページ6)

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06.長い列ページ6

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コンビニに入ってすぐ、迷うことなく社長の好きなオムライスと、適当なお弁当をカゴに入れると
２リットルのお茶のペットボトルを最後に入れてレジに向かう。
社長の奢りだから、、ってアイスは無難にバニラを二人分。

「混んでるな～･･･」

私の前には会計を待つ人が、4.5人並んでいて私の直前の人なんか
カゴいっぱいに何人分？って食料を持っていた。

結構吹雪いて来てるから、買いだめなのかな･･･。

多分体感時間で、五分以上待ったと思う。
次は、私の番なんだけど、二つあるレジの片方は、おじいちゃんがなんだか店員さんに絡んでて
店員さんも困り果てながら対応して、なかなか終わりそうにないから隣のレジ列に並び直すわけにもいかないし･･･。

もう片方のレジでは、私の前に並んでいた、カゴいっぱいの人が会計をしている。

「あっれ…おかしいな。」

カゴさんが、あたふたし始めて
やっぱり現金で･･･。って言うと財布から現金を取り出した。

これで、もうすぐ自分の番だ。会社を出てから結構時間も経ってるし社長に遅いって言われるんだろうなぁ･･･。なんて思っていると
またカゴさんは、おっかしいな…って言いながら、財布をパタパタと開け閉めし始めた。