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鳴:｢もちろん動画だけではない…同時に今まで我々が集めたお前に関するデータ全ても全世界に公開した…
お前はこれを｢テロ｣というが…果たしてどれだけの人間がそう思ってくれるか｣
初:｢は…？｣
鳴:｢まだ気付かないのか？この役に私が適任な一番の理由……画面の通じてのアリスによる説得力……フェロモンのアリスのもう1つの使い道は…レオを使ってお前もさっきまで利用しようとしていた事だろ？｣
レオ:｢ナル先輩…っ｣
鳴:｢…ここにいる生徒達…いや…学園中の生徒達…しばらくの間フェロモンを使わずに…私が今から話す事にどうか耳を傾けて欲しい…
私は今まで…君達にとって…いい教師では決してなかった……長い間…この学園に巢喰う悲しみの連鎖を…断ち切ろうともせず…ただ見て見ぬフリをし続けてきた……その事をどうか…謝罪させて欲しい…
そんな私を…変えてくれたのは…1人の女性…そして多くの…同胞の死…何より多くの悲しみを抱えても尚…強い瞳で…犠牲をいとわなかった1人の少女…彼女らの強さが…愚かな私に力をくれた…
彼らの命懸けの願いを…受けを継ぐ勇気を…もう遅過ぎたのかもしれない…でも…それでも私は君達を守りたい…
この学園の未来を…勝手な思いと思われるかもしれない……諦めたくない…っ…勝手な行動とも…でも私は…どうしても伝えたい……何故なら学園に…君達を取り巻く大人達に…これ以上絶望して欲しくない…
君達の事を…君達の未来を…過去から…そして今も心から…学園が笑顔でいっぱいになる日を願って…そんな希望を絶やすことなくその身を投げうっていった…彼らの想いに君達が強く守られていること……
どうか忘れないで欲しい……どんなに…殺伐とした環境であっても…君達は1人1人ちゃんと誰かのあたたかい想いにくるまれていることを…
それを忘れて…生きていく事が…どんなにむなしく愚かしいかを…これまでの私の姿と共に…心に焼きつけて欲しい…｣
鳴海…
パッ…
！！ライトが消えた…っ
鳴:｢そして…そんな彼らを陥れ…悪魔に邁進し続け…未だつきまとう汚名を彼らにかぶせた張本人の…初等部校長を…私は…決して許さない…
生徒達の人権を無視し…多くの人の人生を奪い…クローンのアリスで手に入れる権力を守る為に…あまつさえ自作自演のZで更に利権をむさぼり…自分の危うくなった立場を立て直す為に…今…生徒の危険を顧みず…こうして恥知らずにもZを学内に引き入れた｣
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作者名：わー | 作成日時：2016年2月20日 18時
