☆323 ページ29
蜜:｢えへへ！いいやろーー｣
｢じゃあ蜜柑ちゃん…おやすみー！｣
蜜:｢おやすみー！！｣
ベアと一緒にAの部屋に入った…
『待てるか？蜜柑…必ずあんたを…ここから連れ出してみせる…
何があっても…』
あの時のAの言葉を思い出して…涙が溢れる…
蜜:｢A…いつまで待てばいいの…？もうすぐ…ウチの中から…Aの事…消えてしまうよ…
どこにおんの…A…｣
ウチのこと…胸の潰れそうなほどの不安も…切なさも…恋しさも…すべて消えてしまうの…
痛みも苦しみも…Aのくれたものすべて…愛しい…ウチの宝物…
蜜:｢生きてて…おねがい…いかんといて…A…｣
そう呟きなきながら寝てしまった…
ーB組ー
鳴:｢えー本日は…佐倉蜜柑ちゃん最後の授業にあたり…ご親交深かった沢山の皆様にお越し頂き…まことに有難うございます…｣
明日は…ウチがこの学園を出る日…
鳴:｢さて…授業といっても堅苦しく考えず…蜜柑ちゃんと過ごした日々を各々自由に語りあい…楽しい時間が過ごせたらと思います｣
Aも蛍も…戻ってきません…
ウチにとって…アリス学園での…これが最後の授業…
鳴:｢ではまず順を追って…蜜柑ちゃんがこの学園に来たのは…あれは9月のはじめ…まだ暑い…夏の終わり｣
ナル先生が映像を映してそこに映ったのは…
｢…………｣
鳴:｢…あれ？蜜柑ちゃんとの出会いを語るつもりが…何か僕のムチ豆ファイターな姿の方が全面に出ちゃったねー☆｣
岬:｢ナル…(怒)｣
岬先生がムチ豆でナル先生を縛っとる…
鳴:｢失敗失敗…えーでは改めてしきり直し！ここは成績順で…初等部優等生…委員長に一番手おねがいしちゃいましょう☆｣
委:｢え…えーーーっっ;
えーーー…っっーーとぉ…っ…;
…蜜柑ちゃんが…この学園に来てくれて…僕は……とても嬉しかったです……蜜柑ちゃんとの思い出は…どれも印象深くて…1つ選ぶのは…とても難しくて……どんな時も…蜜柑ちゃんがそこにいるだけで元気を貰えて…辛い事も…悲しい事も…蜜柑ちゃんの気持ちを通じて…いつの間にかそれは…全部｢楽しい｣に変わってた…
その中でも…どうしても1つだけ思い出を…選ぶとしたら…僕がアリスを失くした時…蜜柑ちゃんや皆が…僕のためにしてくれたこと………｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 13人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：わー | 作成日時：2016年2月20日 18時
