☆320 ページ26
翼:｢蜜柑っ｣
委:｢蜜柑ちゃんっ｣
殿:｢大丈夫だ…力の使いすぎと緊張のし通しで…気を失ってるだけだ…無理もない…｣
鳴:｢蜜柑ちゃん…っ｣
月:｢もう…遅すぎるかもしれませんが…私はこの先…先生と…柚香ちゃんの遺志を継いで…柚香ちゃんが命をかけて取り組んだ…そして無念の中やり残した…この世に未だ残る初校長のクローンの根絶を…この力でやりとげるつもりです…
柚香ちゃんが私に遺してくれた…私の生きる理由…こんな私でも…その使命を持ち続ける限り…自分のアリスを…誇りに思って…生きていく事ができる…
(これが…私の答え…)｣
鳴:｢蜜柑ちゃん…蜜柑ちゃん…っ｣
月:｢佐倉さん…今までごめんなさい……ありがとう…｣
小泉さん…
蜜:｢仲直り…できたんやね…お母さんと…よかった…
よかった…2人とも…｣
お父さんお母さん…小泉さんの決断を…どうか…ずっと見守ってあげて…
鳴:｢…蜜柑ちゃん？｣
棗:｢蜜柑…｣
ルカ:｢…佐倉｣
鳴:｢蜜柑ちゃん｣
…A………A…………A……
ー1週間後ー
棗side
A…今井達…一体どこにいるんだ…あれから1週間…みんな…まだ戻ってこないまま…
A…生きてるのか…？寝ても覚めても…考えるのはその事にばかり…
委:｢今日の会議決定…蜜柑ちゃん…どうなるんだろう…
やっぱり学園を…出なきゃいけないのかな…折角これから学園も…色々変わっていくかもしれないのに…まだAちゃん達だって…戻ってきてないのに…｣
ス:｢アリスを完全に失ったんだもの…いくら初校長がいなくなって学園が変わるといっても…そんな学園の根本が変わるほど…きっと甘くも単純な話ではないわ…
ただでさえ高校長達は今回の事件の後始末や責任問題に追われてるのに…｣
殿:｢それどころか…もっと最悪なケース…今回ばかりはありえる｣
翼:｢え…｣
殿:｢蜜柑は…今までのアリスを失って学園を去った生徒達と違って特異な存在だ…
あまりにも出自や存在自体が…学園の中枢に関わりすぎている…それが蜜柑の今後を…変な左右しなければいいが…｣
蜜柑…っ
蜜柑side
高:｢蜜柑…君はすべての用意環境が整い次第…今まで、学園で培ってきた記憶すべてを消去され…退学処分・学園退出の後…今後中等部校長の結界庇護下にて…おじいさんのもと学園以前の生活に戻ることになる｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 13人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：わー | 作成日時：2016年2月20日 18時
