☆305 ページ11
秀一:｢君の力で…石が功を奏した……っ｣
蜜:｢の…のばらちゃ…｣
あ…しみが…なくなってる…！？
秀一:｢もう大丈夫だ…君の力が…彼女の命を救った….
君のおかげだ…
茨木も君も…2人共よく頑張ったな｣
よかった…のばらちゃん…のばらちゃん…
｢そこまでだ…佐倉蜜柑｣
風紀隊が現れた…っ
｢脱走の罪により…君を連行しに来た……抵抗しなければ…こちらも危害を加えるつもりはない｣
風紀隊の前に…ペルソナ…っ
｢さあ…大人しくこっちに来るんだ｣
昴:｢佐倉…君をこのまま彼らの手に渡すわけにはいかない…
この場から僕らが何とかする｣
蜜:｢お兄さん……っ｣
昴:｢櫻野のアリスで中等部校長のもとに行け！
君がアリスを使うことによって生じた結界の波動で…きっと中校長代理はこの状況に気付いているだろうが……ことこの件に関しては初校長と命をかけた契約を交わした以上…目立つ形で我々の擁護はできないはず…｣
秀一:｢この敵の中僕らの力で君をどこまで…中校長のもとへ送り出せるかは分からない…でもどうか逃げ抜けてくれ…
初校長の手に…君の力が渡らないように……っ…それまでに…仲間が死力を尽くして…この学園を悪を滅ぼしにかかる…
そのためにも君が逃げ抜くことこそが…彼らの唯一の希望になる…
彼らの……この学園の未来のためにも…君は…捕まってはいけない｣
蜜:｢………ウチは…お前らなんかに…絶対捕まらへん…
何があっても…初校長なんかに…ウチの力は…絶対渡さへん……っ｣
｢捕えろ！｣
秀一:｢佐倉っ｣
｢逃がすか！｣
ドンッ
｢わ…っ｣
今の…攻撃を防ぐどころか…敵を吹き飛ばした…まさか…無効化で…っ！？
ドクン…ドクン…
昴:｢佐倉っ｣
蜜:｢だ…大丈夫です…ちょっと…一気に力を使って…クラっとしただけ…｣
力が…体中あふれるくらい…みなぎってる…でも…なんか変…何が…
秀一:｢今井…テレポートでの移動は危険だ…
どうやら僕ら3人は彼女がここに来た瞬間からマークされている…すでに僕らの周りの結界の様相がさっきともう違う！
初校長側の能力者による…何種もの結界に加え…やっかいな術がかかっている…
この結界を超えてテレポートを使えば…術によりおそらく違う場所に飛ばされることになるだろう｣
あ…櫻野先輩のもう1つのアリス…直感のアリス…
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作者名：わー | 作成日時：2016年2月20日 18時
