☆128 ページ34
ヒュン…
蜜:｢ひゃっ｣
ビームが飛んできたけど跳ね返してる…どういうことだよ…？
ぐいっ
翼が私と棗を引っ張って蜜柑のところへ走った
翼:｢Aっお前も影で木の動きを止めてくれ！｣
A:｢了解！｣
よし、影は繋がってる
A・翼:｢｢(静まれ！)｣｣
ぴた…
翼:｢お…おーーーさまった…｣
蜜:｢ルカぴょん大丈夫？｣
ルカ:｢うん…一瞬だったしブーツが大丈夫だったから…
それに佐倉がすぐ助けてくれたから…｣
ぐいっ
翼:｢やっぱこれだったか、殿がくれたネックレス｣
蜜:｢あう？｣
翼が蜜柑が首に付けてたネックレスを引っ張った
A:｢それは？｣
ナスみたいな形のネックレスだな…
翼:｢お前のアリスがいきなり強くなったのと、俺とAがさっきあんな広範囲の木を一気に影あやつりできたのも…このアリスストーンのせいだよ。
アリスが封じ込められた結晶石だよ…殿のアリスストーンだから要するにこのナスは増幅のアリスの石だよ｣
殿のネックレスが……
翼:｢しっかし何この色…毒々しいムラサキ｣
蜜:｢あ、この石の色貰った時よりすごく薄くなってる｣
翼:｢そりゃ使えば石に封じ込めてあるアリスも減るからな。アリスが減れば石についた能力色が薄くなる仕掛けだよ。
強固な念でないとアリスストーンは働かねえからお前みたいな初心者で、しかも不安定なアリスがコレ使うの結構ムズカしいぞ。
殿と相性いいのかもなお前｣
蜜:｢(殿先輩……っ)｣
蜜柑が殿にくれたアリスストーンを見ながら嬉しそうに微笑んでいる…なんかムカつくな…
翼:｢悪かったいきなりひきずって…立てるか？｣
翼が私に手をさしだした
A:｢ああ、サンキュ｣
翼の手を掴み起き上がった
翼:｢ほら、お前も｣
棗に手をさしだしたが棗はルカの肩を借りて起き上がった
翼:｢あれ？ムシ？2人して…まーいーけどね、かわいくねー｣
そしてまた先へ進んだ
翼:｢全然みつかんねーなーその足跡｣
A:｢ゴホ…ゼィゼィ｣
蜜:｢大丈夫？A｣
A:｢…ああ。このままダラダラ捜すだけだと日暮れるぞ｣
翼:｢つってもなぁ…｣
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作者名：わー | 作成日時：2015年12月27日 19時
