☆74 ページ26
蜜:｢…っAっ｣
レオ:｢バカだねお前。お前が戻ってきたせいでこいつの折角の苦労も水の泡だ｣
蜜:｢え…｣
A:｢蜜柑…何で戻ってきた…｣
蜜:｢え…だって心配やったし…｣
A:｢……バカ｣
蜜:｢だってしゃーないやん。あんた…ウチの親友なんやから｣
レオ:｢おいこいつらさっさと手足縛って…｣
部下:｢レオさん…不意打ちっすよ…｣
ばっ
蜜柑は床に落ちてあった砂をレオの目に投げた。
レオ:｢な！？｣
ぐい
蜜柑は私の腕を引っ張って逃げた。
蜜:｢A…走って…｣
ズシ
蜜:｢ぎゃ｣
ズザザ……
階段から落ちた
A:｢蜜柑…あんた逃げて｣
蜜:｢へ？｣
A:｢1人なら…今のあいつらなら何とか逃げきれる…行って…｣
蜜:｢は？あんた何ゆうて…｣
A:｢いいから行ってバカッ何度も言わせないで｣
蜜:｢いやじゃ｣
A:｢行ってって言ってんでしょ！｣
蜜:｢行かへんゆうてるやろドアホッ
ここまで来たの誰のためや思てんねん｣
A:｢え…｣
蜜:｢あんた置いてったら本末転倒もええとこや！ルカぴょんも蛍も先生もパーマも棗だってみんなあんたが無事に帰ってこれるように頑張ってんのに、それを無視してあんたがここで諦めるなんて許されるかいっ｣
部下:｢おいこっちの方で声がきこえなかったか？｣
蜜:｢あわわ…(汗)｣
蜜柑は鉄パイプを持った。
蜜:｢やれるとこまでまだやってみる。ウチは学園に戻ってまだまだやりたい事沢山あるもん。
文化祭やてまだ何もやってない。何が何でもあんな奴らに捕まるわけにはいかへんねん、あんたかてそうやろ？
一緒に帰ろう学園に…みんなまってる｣
蜜柑………
部下:｢いました！ガキ2人共っこっちです｣
ドカッ
蜜柑は男を殴って私の腕を引っ張った。
部下:｢逃がすか…っ｣
バシッ
蜜:｢ぎゃ…っ｣
男は蜜柑を吹っ飛ばした。
A:｢！？蜜柑…
このぉ！！｣
蜜:｢Aっ｣
ドンッ……
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作者名：わー | 作成日時：2015年12月24日 1時
