☆71 ページ23
Aside
カン…カラカラ
ネジを投げた。
A:｢はぁはぁ…｣
レオ:｢へぇ、まだ反抗する力が残ってたんだ。今のはこの3人をかばったつもりか？｣
ぐい
レオが私の腕を引っ張った。
A:｢！｣
レオ:｢ではお望み通りターゲット変更。なるべくならお前は僕の声で無害にしてからボスに引き渡してやりたいと思ってたところだしね。｣
蜜:｢A…｣
レオ:｢どうせお前らはもうこっから逃げる事は出来たいよ。あの2人は海外行き、お前と棗はめでたく｢組織入り｣｣
A:｢ゔ…｣
苦しい…じわじわと神経をむしばむ声…
レオ:｢抵抗したっていい事ないよ。無事ここから逃れたところで煙たい目で囲まれて学園でお前と棗はまた汚れ仕事だろ？
だったら組織にくるのと何が違う？組織はお前らみたいに学園を憎んでる奴ばかりだ。お前にとってもその方が…｣
パシッ
蜜:｢やめろ！｣
ドンッ
紫堂:｢レオさん｣
A:｢蜜柑…｣
蜜:｢さっきから勝手なことばっか言うな！何でAと棗がお前らなんかと｣
紫堂:｢こいつ…あんだけレオさんの"声"きいてて何で何ともないんだ…？｣
レオ:｢あ…お前…｢無効化｣か…？｣
バレたっ
蜜:｢え……あ？何のことやらウチ｣
ぐいっ
蜜:｢わっ｣
レオ:｢この顔、似てなくもない。｢あの女｣に｣
｢あの女｣…？
レオ:｢おい、今すぐデータを調べろ。｢あの女｣について10年程前を徹底的に洗い出せ。おもしろいことになりそうだ。
｢黒ネコ｣と｢白ネコ｣以外にこれは思いもよらない収穫かもしれないぞ｣
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作者名：わー | 作成日時：2015年12月24日 1時
