☆70 ページ22
鳴:｢それともう1つ一番重要な事。何があってもレオの"声"をきいちゃいけない、もしきいたら…｣
フッ
蜜:｢え……｣
レオ:｢成程、通信機だったんだコレ。
そんな体で紫堂の結界揺らすなんてやっぱタダ者じゃないね、お前。ま、｢はねかえして｣でダメージ受けてもうろくに力も体力も残ってないだろうけど。｣
レオ:｢お久しぶりですナル先輩。先輩の可愛い生徒勝手にお預かりしちゃってスミマセン。｣
鳴:｢玲生…｣
レオ:｢ま、預かったっていってもお返しする日なんて来ませんけどね、永遠に。｣
鳴:｢玲生…お前何でZに…｣
レオ:｢驚きました？でも僕の方こそ驚きですよ。あなた程の人が、何であえて学園の犬なんかに収まってたんですかー？
どちらかもいえばあなたは反アリス学園側の人だと思ってたのにな｣
ポイッ
レオが通信機を捨てた。
レオ:｢さ・て・と｣
部下:｢縛り直しますか？｣
レオ:｢紫堂、ここだけ結界ゆるめろ｣
紫堂:｢レオさんそれは…｣
レオ:｢いいから、縄で縛られなくても抵抗できないってこと教えてあげなきゃね。この2人のアリスも訊きださなきゃだし｣
ス:｢え…｣
蜜:｢どうしよう…｣
レオ:｢知ってるかもしれないけど僕のアリスは｢声フェロモン｣でね。普段は制御ピアスでコントロールしてるから分からないだろうけど、組織では主にこの力は｢洗脳｣に使ってる。
お前のアリスは？｣
ス:｢わた…あ…体質…｣
蜜:｢パーマっ耳ふさいでっ｣
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作者名：わー | 作成日時：2015年12月24日 1時
