【NARUTO】僕は病弱

13話・ゆうside・ ページ14

ドクッドクッドクッ
心臓が、飛ぶように鳴っている。

サスケ「・・・、俺に覚えはないの？」
ゆう「え・・・。
だって・・・今日、会ったばっかじゃないですか・・・。」

サスケ先輩は、真剣な顔で僕を見る。

、ホントなんだ・・・。
瞳を見て確信する。


でも、僕は覚えていない。

だから・・・だからきっと・・・。
ゆう「サスケ先輩・・・・。」
サスケ「・・・？」
サスケ先輩は、軽く顔をあげる。


わからない・・・。
わかんないよ・・・。

思い当たることは１つある。
でも・・・、


それは・・・、僕が悪いのだから仕方ない。
僕はそう思ってる。

ゆう「ごめんなさい・・・。本当に覚えてないんです。」
サスケ「・・・・。そ、そうか・・・。」

悲しい表情でサスケ先輩はうつむいた。

本当は、覚えてないんじゃない・・・。

覚えてる。
でも・・・、記憶にないんだ・・・。

だからきっと、この人と会ったのは5歳から10歳の間だ。

サスケ先輩には言えなかったけど、

僕は・・・、


6歳から10歳までの記憶は消されてるんだ。


あやまちを起こしたから・・・・。

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