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不死川「江戸川…てめぇも隊律違反するつもりかァ?」
A「そういう事ではないのです」
御館様「…手紙を」
「はい」
ひなき様が手紙を読み上げる。元水柱・鱗滝左近次さんからだった
「炭治郎が鬼の妹と共にある事をどうかお許しください。禰豆子は強靭な精神力で人としての理性を保っています。飢餓状態であっても人を喰わず、そのまま二年以上の歳月が経過いたしました。にわかには信じがたい条件ですが、紛れもない事実です。
もしも禰豆子が人に襲いたかった場合、竈門炭治郎及び鱗滝左近次、冨岡義勇が腹を斬ってお詫び致します」
冨岡さんが、そんな約束を…!
さっきからずっと黙っままの原因はこの事だったのか
不死川「切腹するから何だと言うのか。死にたいなら勝手に死に腐れよ!何の保障にもなりやしません!」
御館様「人を襲わないという保障は出来ない。証明が出来ない。ただ、人を襲うという事もまた証明が出来ない。
禰豆子が二年以上ものの間、人を喰わずにいるという事実があり、禰豆子の為に三人の命をかけられている。これを否定する為には、否定する側もそれ以上のものを差し出さなければならない。
皆にその意思はあるかな?」
不死川「…っ」
御館様「それに、私の剣士達に伝えておく事がある。
この炭治郎は鬼舞辻と遭遇している」
鬼舞辻の名前が出た途端、柱全員が驚愕した
この隊士が、鬼舞辻と会ったのか…!?
上弦すら遭遇したことがない柱よりも先に…!?
宇髄「そんかまさか!柱ですら誰も接触した事がないというのに!
こいつが!?どんな姿だった!?能力は!?場所はどこだ!?」
A「ちょ、ちょっと宇髄さんっ」
時透「戦ったの?」
無一郎くんもさっきまでどうでもよかった顔だったのに、その隊士に質問した
不死川「鬼舞辻は何をしていた!?居城は突き止めたのか!?おい応えろ!!」
柱達が隊士に質問攻めで少し騒がしくなってきた。
すると御館様が人差し指を口に当て静かにと示しすと、私達は姿勢を直し黙った
御館様「鬼舞辻はね、炭治郎に向けて追っ手を放っているんだよ。その理由は単なる口封じかもしれないが、私は鬼舞辻が見せた尻尾を掴んで離したくない。
分かってもらえるかな?」
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わー(プロフ) - アリス@さん» すみませんっ気付きませんでしたっありがとうございます (6月13日 23時) (レス) id: ef51ee1346 (このIDを非表示/違反報告)
アリス@ - オリ、フラたっていますよ。外してくださいね。 (6月13日 22時) (レス) id: fc801aa298 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おだよ | 作成日時:2023年5月20日 17時