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胡蝶「A、私も一緒に行きますよ」
A「ありがとうしのぶ。
でも今回は一人で大丈夫だよ。しのぶは患者さんを最優先にしてあげて」
胡蝶「そう。気をつけてくださいね」
A「うん。いってきます」
***
花を買って、家族の墓の場所へ向かった
A「和尚さん、お久しぶりです」
墓を管理してくれてる和尚さんに声を掛ける
和尚「おぉAさん、お久しぶりだね」
A「いつも家族の墓を綺麗にしてくれてありがとうございます」
和尚「うん。ささ、御家族が待ってるよ」
A「はい…」
墓石に家族の名前が彫ってあり、大和の名前をそっと触った
A「大和…今日も貴方の首飾り持ってきたよ。
赤い石が綺麗だよね。ずっと貴方につけてほしかったな…」
お墓の前に花束を置いて線香をお供えて、手を合わせる
A「私ね、好きな人ができたんだよ。煉獄千寿郎くんという男の子でね、大和と同じくらいの年齢で、お料理がすっごく上手なんだよ。
母さん達や恩人の方が鬼に殺されて、笑う事すら出来なかった時があったんだ。
でも、彼に出会って…笑う事が出来て、今凄く幸せだよ。
みんなにも千寿郎くんに会わせてみたかったな」
それから暫く墓に話しかけていた
A「いつか鬼舞辻無惨を倒して、鬼がいない世界になってみせるから、天国から見守っててね。
じゃあまた来年ね」
墓を見つめた後、ゆっくり立ち上がって帰ろうとすると…
墓地入口付近に、彼が立っていた
A「千寿郎…くん…?」
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わー(プロフ) - アリス@さん» すみませんっ気付きませんでしたっありがとうございます (6月13日 23時) (レス) id: ef51ee1346 (このIDを非表示/違反報告)
アリス@ - オリ、フラたっていますよ。外してくださいね。 (6月13日 22時) (レス) id: fc801aa298 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おだよ | 作成日時:2023年5月20日 17時