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千寿郎「よいしょっ…」
必要な食材を買い終わり、家に帰ろうと歩く
ドンッ
千寿郎「いたっ…」
「いってーなーっ。
あ?炎柱の弟じゃん」
歩く途中にぶつかったのは鬼殺隊だ…
なんか…嫌な感じな人だ…
千寿郎「す、すみませんっ」
「あーお前か!最近羽柱とつるんでるのは!」
千寿郎「えっ?」
「よく見たら大した事ねぇ餓鬼じゃん!弟だって聞いたから炎柱と同じように強い奴かなと思ってたけど…弱そうじゃん!!!」
千寿郎「っ!?」
「お前はなんで隊士でもねェのに羽柱とそんなに仲がいいんだよ?」
千寿郎「そ、それはっ…」
付き合ってるって言った方がいいのかな…
「お前みたいな餓鬼が羽柱と釣り合うわけないな!」
なっ…!?
勝手に決めつけるのはよくないのに…
こわくて…言い返す事ができないっ…
「黙ってねェで何か言ったらどうだ!!」
千寿郎「うわっ!!」
乱暴に押されて倒れ、食材が籠から落としてしまった
「汚ェ野菜ばかりだな!こうしてやる!」
千寿郎「あっ!?」
買ったばかりの食材が…兄上の大好物のさつまいもが踏み潰されてしまった
酷すぎる…っ…
この人が鬼殺隊だなんてっ…
千寿郎「やめてくださいっ!」
「んだと?俺に逆らう気か?お前も踏み潰してやってもいいぞ?」
千寿郎「…っ」
分かってる…
この人には絶対勝てない…
「この事を炎柱や羽柱に言ってみろ!いつか痛い目に遭わせてやる!!」
隊士はそう言って去っていった
悔しいっ…悔しいっ…
震えながら、使えなくなった食材を籠に入れてゆっくりと歩き出す
千寿郎「う…頭痛い…」
風邪が悪化したのかな…
早く帰らなきゃっ…
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高梨アヤメ(プロフ) - 失礼します、オリ.フラ立っちゃってますよ〜💦 (6月13日 20時) (レス) id: 945705f77e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おだよ | 作成日時:2023年4月11日 23時