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A「そういえば、ここに来るの早かったね」
千寿郎「Aさんの鎹鴉が報告してくれました。わざわざ煉獄家まで来てくれたのですよ」
A「えっ…白翔が?」
白翔「カァー!」
少し開いてた窓から白翔が入って来て、私の目の前で着地した
白翔「心配シタ!意識ガ戻ッテヨカッタ!
コノアホンダラ!!!」
おでこを白翔の嘴で突つかれる。地味に痛い
A「ごめんって。てか怪我人を平気で突つくな!」
千寿郎「…クスッ。仲がいいですね」
白翔「勘違イスルナ!」
A「うん。勘違いしないで。白翔はいつも意地悪で私を突つく癖があるから」
千寿郎「あ、そうなんですね…」
***
それから暫く、千寿郎くんは私をお世話してくれた。
機能回復訓練の時は、歩く練習などを付き添ってくれてる
A「千寿郎くん。今日も歩く練習したいから、私の手を握ってくれる?」
千寿郎「はいっ!」
まだ足元がフラフラで倒れる可能性があるかもしれない…
千寿郎くんの両手を握り、ベッドから立ち上がって一緒に歩く
千寿郎「ゆっくり歩きましょう。いち、に。いち、に」
A「っとと…。歩く練習って意外と難しい。
赤ちゃんの時に戻った感じだ」
でも、たまには一人で上手く歩きたいな
A「ちょっと手を離してくれる?頑張って歩きたい」
千寿郎「だ、大丈夫ですか?無理しないで下さいっ」
そっと手を離してくれて、ふらつきながらゆっくりと歩く
A「お、いける。このまま一人で…って、うわっ!?」
千寿郎「Aさんっ!?」
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高梨アヤメ(プロフ) - 失礼します、オリ.フラ立っちゃってますよ〜💦 (6月13日 20時) (レス) id: 945705f77e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おだよ | 作成日時:2023年4月11日 23時