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ヒュ〜〜〜……ドォン!!!
空を見たら綺麗な花火が上がっていた
千寿郎「わぁ…大きくてきれい…」
A「本当だね…」
二人の静寂の間を花火の音が響き渡る
千寿郎「僕、Aさんと花火見れてよかったです。
一生の思い出になりました」
花火の音で少し聞こえづらいけど、この子の言ったことがなんとなくわかった
A「私もだよ。今日はありがとうね」
優しく頭を撫でて、自分の手がこの子の頬に下りて撫でる
…なんだろう…胸がドキドキする……
前までは、大和の様な弟って思ってたのに…
今は…この子の事……
千寿郎「Aさん?」
A「!…ごめんっ…あまりにも可愛くてぼーっとしてた」
千寿郎「ぼ、僕じゃなくて、花火の方を見て下さいっ///」
A「はいはい」
もっと近くで君を見たい……抱きしめたい……
そう思い、いつの間にか夕日がどんどん落ちる時間になってしまった
A「そろそろ日が落ちるから帰りましょう」
千寿郎「そうですね、最後まで見たかったですけど…」
A「…いつか、鬼がいない世界になったら、今度は最後まで見ようねっ」
千寿郎「はいっ」
逸れないようにまた手を繋ぎ、暗くなる前に急いで煉獄家に帰る
鬼が動く前に帰らなければ…
***
祭りを出てから数分後にはほとんど日が落ちていた
やばい、ほんとにやばい。
日輪刀は持ってきたけど、この子を守らなきゃいけないっ
せめて家に着くまで鬼が現れないでほしい…
最悪の展開が訪れないことを祈るしかなかった
しかし…
ガサガサッ
木の影かなんやら物音が聞こえた
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廣岡唯 - あ (4月14日 17時) (レス) @page3 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
高梨アヤメ(プロフ) - 失礼します、オリ.フラ立っちゃってますよ〜💦 (6月13日 20時) (レス) id: 945705f77e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おだよ | 作成日時:2023年3月9日 1時