episode 13 �� ページ3
目が完璧に醒めた俺は、ベンが持ってきた食べ物の山に手をつけているところだった。
あ〜、この味も久しぶりだ。安定の旨さ。
「それにしても、」
「ん?」
シャンクスは俺をじーっと見ながら、言葉の続きをなかなか言おうとしない。
なんなんだ?
「なんだよ。言いたいことがあるなら言えよ」
「な・ん・で、そんなに変わってるんだ?」
「、、、は?」
「お前の容姿がわざと隠れるようにしてたのに、、、モサッとした冴えない風男子にしてたのに、、、こんなにっ、こんなに、、、っ、」
「え、ちょ、シャンクス?」
「こんなに美男子になってどーするんだよ！いや、もともとAがそうだってのは俺たちが１番分かってた！それに見ろ、これ！どっからどう見てもめっちゃ可愛い姉ちゃんじゃねェか！」
「おい！それ、どっから手に入れたんだよ！」
急に興奮気味に喋り出したシャンクスに呆気に取られたが、どこからともなく出してきたものにツッコまずにはいられなかった。
それは、俺が写っている写真。ニューゼラムで働いていた時の写真なのだが、撮られていたことなんて知らなかった。
いわゆる盗撮、、、。
寝顔とか酔ってる時のとか、そして女装している時の写真まで。女装の写真が異常に多い気がするのは気のせいであってほしい。
写真を見返すことに夢中になっているシャンクスはちょっと放置しておこう。
ベンが、写真の出所について話してくれた。
「最初の頃はお頭が毎日のように電話してたんだが、フェイの奴がうるさがってな。これで我慢しとけって、定期的にこれと手紙が送られてくるようになったんだ」
「どおりでニューゼラムにいる間、音沙汰ないなと思ってたらそういうことだったのか」
「お前専用子電伝虫、フェイに預かってもらってたんだな」
「うん。レッドフォース号が出港したあとすぐに預からせてくれって。別に俺使うことなんて滅多に無かったし。きっとフェイさんのことだから、シャンクスが俺にしつこく電話してくるのなんてお見通しだったんだと思う」
フェイさんはシャンクスと古くからの付き合いらしく、フェイさん曰く"悪友だ"と言っていた。
シャンクスの扱いが上手いところを見るとかなり仲がいいんだなと思う。
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t(プロフ) - とても面白かったです！！続き待っています！ (2021年5月1日 18時) (
レス) id: 738730b1ba (このIDを非表示/違反報告)
のあ(プロフ) - 名無し87778号さん» コメントありがとうございます!更新は頗る遅いですが、続きを書く気満々なので待っていてください。 (2020年10月29日 22時) (レス) id: 08f2f54cf6 (このIDを非表示/違反報告)
名無し87778号(プロフ) - 続きを楽しみにしています！ (2020年9月6日 12時) (レス) id: fa16a757ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のあ | 作成日時：2020年5月16日 20時
