大正解�� ページ15
出そうと思ってた以上の大きい声が出てしまった。
目の前のサッチ隊長はキョトンとした顔の後、すぐに表情を崩し豪快に笑った。
「だっ、はっはっはっ！そうかそうか、マルコのこと『大好き』なのか！お前から散々惚け聞かされてるから知ってたけど、、、だっはっはっはっ！」
サッチ隊長に先程自分の口から出た言葉を復唱されると、より一層恥ずかしさが増した。
カーっと顔が熱くなり、自分の顔が紅潮しているのが鏡を見なくとも分かる。
「そ、そんなに笑わなくてもっ！」
「いや〜だってよ〜、」
目の端についた涙を拭い息を整えながら、サッチ隊長が言葉を続ける
「俺っちが笑ってんのは、予想を上回るAの答えもそうだけどよ、、、マルコの反応見たらツボっちまったぜ〜」
え?
「パイナップルがみるみる赤くなってくところなんて、俺っち初めて見ちまった、、、やべぇわ〜これしばらく思い出し笑いしちまいそう。ぶっ！くくくっ」
「いつまで笑って！もう〜。そこでなんでマルコ隊長が出てくる、、、」
「サッチ」
「へ?、、、！?」
「ちょっと面貸せよい」
声に反応して背後を振り返ると、青筋を立てたマルコ隊長が立っていた。
サッチ隊長のパイナップル発言がよほど頭にきているらしく、覇気まで纏っている。
瞬時にヤバいと察したのだろう。
今度はサッチ隊長の顔色が、サーっと変わっていった。
「い、いや〜これは笑わずにはいられないだろうが、、、な?♪」
「な?♪、じゃねぇよい！１発殴らせろっフランスパン！！」
「そう言って１発で終わったことねぇだろう〜、サッチさんこーわーいー。」
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作者名：のあ | 作成日時：2019年9月8日 1時
