ヒロインという名の悪役兼サポート役 (ページ4)

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サポート3 ページ4

目覚めると、ベッドの上だった。

『…？』

あのまま寝ちゃったんだろうな。

流石に夢か。

だって部屋変わってないし。

内装一緒だし。

あーあ。悪役の子救いたかったなぁぁぁぁぁぁ！

『…とりあえず夜ご飯食べに行くか』

そう思い、部屋の扉を開けた。

『あれ？私の家ってこんな感じだったっけ。』

私が記憶している家とは、少し雰囲気が違った。
うーん…まだ寝ぼけてるのかな。

そんなことを考えながら、階段を降りた。

『でも、階段の位置も部屋の位置も変わってないんだよな…』

そう。位置は変わっていないのだ。

ただ、雰囲気が違うというだけ。

そのままリビングに向かうと、母が居た…

が、その人は私の知る母ではなく、知らない女の人だった。

母「あ、文乃ご飯できたわよ！」

『はーい！』

しかし、私はその人を母と認識した。
ということは…

神「ピンポーン！もう転移済み！」

っ！？

神「あれ？驚かしちゃった？」

そりゃ、突然現れたらびっくりするよ…

神「ごめんね？あ、そうだ。鏡で自分の姿見てみな～？きっと驚くよ～」

驚くって何が？

とりあえず、私は神が言っていた通りに洗面所に行き、自分の姿を見た。

『…まんまヒロインだな』

そこには、あの乙我の主人公の顔があった。

神「あれ？もっと驚くかと思ったけど落ち着いてるね？」

だって、見る前から予想ついてたし。
ヒロインに転移するなら、姿もそうじゃないと。