ヒロインという名の悪役兼サポート役 (ページ2)

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サポート1 ページ2

『あーあ。何でこのゲームは悪役の子可愛いし、絶対あり得ないのに誰とも結ばれずに終わるんだろ。可哀想…』

私、文乃は、この乙女ゲーム、
【乙女ゲームの主役は我々とこの私だ！】略して【乙我】のゲームに不満を抱いている。

何故なら、悪役の子が凄く可愛いくて、おっとりしている性格。

悪役とは程遠い子の為、何故悪役にされ、誰とも結ばれず、BADエンドを迎えるのだろうか。

それが不満でしょうがなかったのだ。

『私がヒロインになってこの子を助けられたらなー…』

そう呟いた途端、急に声が聞こえてきた。

？？「え？ほんとに！？」

『！だ、誰！？』

神「あ、ごめんごめん。僕、神様なんだけど…」

か、神様だとぉ？！

神「で、さっきヒロインになりたいって言ってたよね！」

『まぁ、いってましたけど…』

神「ちょうど、ヒロイン役探してたとこなんだよ！君が良ければ来てくれないかな？？」

え？めっちゃ嬉しい！だって、この悪役の子助けられるってこと何でしょ？
そんなの…

『行く！行くに決まってますよ！』