肆、 ページ5
はぁ…竈門達死んでねぇよな?
「あ、女の鬼」
「っ!?」
「【霞の呼吸、肆ノ型”移流斬り”】」
クソ、逃げられた。
にしてもアイツ…攻撃してこないな。
逃げた方向は村田がいる方向、なら大丈夫か。
「いや、追ったほうがいいな」
もう既に山を下りていたら師範にぶっ殺されそうだし。
着いた時には、女の鬼は腐っていた。
「胡蝶さん、やはり柱が来たんですね」
「Aさん、大丈夫でしたか?良かったですぅ」
「その鬼、私が取り逃がしてしまい…申し訳ないです」
「全然大丈夫ですよぉ」
そう言いながら胡蝶さんは近くに転がっていた繭玉を刀で突いた。
中からはデュルンと言わんばかりにドロッとした液体とともに
全裸の村田が出てきた。
「お前、何やってんの?」
「っは!!…」
村田はコソコソと木陰に隠れて行った。
「早くに助け出せたので服が溶けただけで済みましたね」
生きてる隊員を連れて山を下りるのは私になりそうだな。
「胡蝶さんはこの後どうされるんですか?」
「私は冨岡さんと合流して十二鬼月を探してきますね」
「分かりました。私は怪我などを負った隊士を連れて一足先に下山しますね」
「なら丁度いい!私の継子が隠と一緒に救護の援護に当たっているので
合流してもらえませんか?」
「…御意」
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:カロリーメイト | 作成日時:2024年1月6日 7時