冬物語 7

ハメられる ページ6

*









オフィスは
目黒川から2、3分の場所だった
オフィスのエントランスをくぐり
部長の後に付いて速足で歩いた







社員証を見せ
玄関へ入るまで
部長は無言のままだ







速足の部長に付いていくのが必死だった









「部長、待って・・・」汗






誰も居ないオフィスは
なんだか怖い









健二郎「・・・ごめん、早すぎた？」








「・・早いです」ボソ







健二郎「しゃーないなぁ」







Aの手を握った








「明日って、そんな大事な予定でしたっけ」汗








健二郎「大事じゃない予定なんてあるん？」








「・・ないです」








ないけど普通
把握してるはずなのに








今日に限ってどうして
そう思ったら
もしかして私、またハメられたの？









気付いた時には遅くて
自分のフロアに入った時には
部長に抱きしめられていたんだ









END

DEJAVU☆岩田*桜→←見たくない

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