冬物語 6

気付かれないように ページ43

*









岩田「俺は直ぐ気づいたのにな」笑






「ごめんなさい」汗







だからあんなに固まっていたのか
そう思うと可笑しくなってくる








岩田「何わらってんの」









「だって、岩田さん固まってたから」笑









岩田「そりゃ固まるよ、まさか猫のコが臣さんの彼女ってビックリするじゃん」







「・・・やっぱりそうだよね私じゃびっくりだよね・・」しゅん







岩田「え、いや何で落ち込んでんの」汗







「お、落ち込んでなんかいません・・ただ・・」






岩田「ただ何」






「・・・」





自分に自信がなかった
そう言おうとしたら
急に部屋の明かりが消えた








岩田「て、停電？」






急に灯りが消えてビビった俺は
Aちゃんの隣に移動した









「大丈夫です、多分」汗







岩田さんにしがみつかれた







その時奥から
花火が刺さったケーキが現れ
隣には臣くんとアキさんが
ハッピーバースデーを
歌いながら入ってきた








岩田「あぁ、そうだった」笑









「何？」はて









岩田「今日は俺の誕生日だったわ」笑









「そうなんだ！！」笑









岩田「言われてたのに、Aちゃんに気ぃ取られて忘れてた」笑






小声で彼女の耳元で話す
きっと臣さんアキからは
部屋が暗くて見えないはず






「おめでとうございます」小声








岩田「ありがとう」









灯りが点く瞬間
元の席へ移動した








臣さんとアキには
気づかれないように









Aちゃんは空気を読み取ったのか
話す前の彼女に戻り
臣さんに寄り添っていた









なんとなく









何かが始まったような気がしたんだ









HAPPY BIRTHDAY Takanori!!









END

世田谷ラブストーリー☆登坂→←固まる

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す