冬物語 6

OonneQt☆岩田 ページ41

*









キミと出会ったのは1年前





僕の目の前に
いきなり現れた








「そのコ捕まえて！！」必死







岩田「え」汗









僕の目の前に
一匹の黒い猫が
飛び込んできた








と思ったら
彼女も一緒に飛び込んできた







「きゃっ」汗








ミャー







岩田「ちょ、何」汗








「ご、ごめんなさい」汗









知らない男の人に倒れ掛かり
飼い猫のクロが
彼と私に挟まれもがいている





彼に抱きしめられているクロを
抱き上げた









ミャー









「このコ脱走しちゃって・・助かりました」ペコリ






尻もちついている
彼の手を掴み引き上げた









岩田「・・・キミの猫？」









「はい、クロです」笑









岩田「悪い顔してる」笑









「え、やっぱり？」真顔









クロを自分の目線に
抱き上げ視線を合わす









岩田「キミにそっくり」二ヤリ









「え」









どこが？
そう聞こうと思ったら
名前も知らない彼は
走ってその場からいなくなった









「・・・似てるの？」








クロと視線を合わせて
鼻と鼻をくっつけた









ミャー








車から飛び出したクロと
笑いながら
乗ってきた車に
乗り込んだ









臣「大丈夫だった？」








「うん、親切な人が捕まえてくれて」笑







臣「そっか」









後部座席に
クロを抱いたAは
俺に寄りかかった








「うん・・」









さっきの人誰たっけ
どこかで会ったことあるような









キャップと眼鏡のせいで
思い出せない







まぁいっか
もう会うこともないだろうと
思っていた









そんなある日









彼と再会したことに
全く気付かなかった








それは臣くんと二人
barで飲んでいた時のこと






初めてメンバーの一人を
紹介するといって
待ち合わせしていたVIP席








臣「岩ちゃん知ってるだろ？」









「うん、イケメンだよね」






臣「そう、アイツも彼女連れてくるから」笑








「そうなんだ」笑








やっぱりいるよね彼女
私だって一応臣くんの
彼女なんだ






ドキドキしながら
岩田さんを待っていたんだ









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