冬物語 6

1/100☆ELLY☆HAPPYBIRTHDAY☆ ページ13

*









今朝の出来事






目が覚めると
昨夜一緒にベッドに入って
寝たはずのAの姿が
見当たらない








ELLY「あれ・・どこ行ったんだ・・・」







いつもなら
絶対起こされるのに
トイレにでも行ってるのかな







まだ眠かった俺は
もう一度シーツの中に
潜り込んだ









数十分後






無音で物音一つ聞こえないから






ハッとして起き上がった







ELLY「A？・・・」







やっぱおかしい






慌てた俺は
Aの携帯を鳴らした









ELLY「・・・は？」









何回かけても
Aの携帯からは
電源が入ってないか
使われておりませんとしか
聞こえてこない







どういうことなのか
さっぱり分からない






思い当たることが多すぎて
いつの何がダメだったのか







分からない









ELLY「・・・はぁ・・」汗







それにしても
こんなことは初めてだった






いつもなら
ちゃんと宣言してから
居なくなっていたのに








流石に俺は焦った









.









A






せっかくの誕生日なのに
今日はもう我慢できなくて
ELLYさんを困らせたかった








今まで携帯の電源なんて
切ったことなかったけど
直人さんに
ELLYさんの女癖を相談したら
少し離れた方がいいと
アドバイスをくれた









数日前







直人「電源切ろうか」キッパリ







「え」汗







直人「アイツ、そうでもしないと焦んないよ絶対」真顔






「ど、どのくらいですか」汗





直人「反省するまで！さすがに誕生日にAちゃんがいなくなったら反省するでしょ」






「・・・でも、可哀そうじゃないですか？」不安






可哀そうというより
自分が捨てられそうで怖い








直人「全然可哀そうじゃないから！心配しなくてもアイツはAちゃんじゃなきゃダメだから」ニッ






「・・・そうかなぁ・・」苦笑






そんなことがあり
只今何故か
臣さんと会うため
待ち合わせの映画館へ向かっています







直人さん曰く
臣さんと一緒に居るのが
一番ELLYさんにとって
ダメージが大きいそうだ









.

待ち合わせ→←いつか

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す