気になる ページ8
*
翔吾くんは
助手席のシートを
倒して寝かせ
私は後部座席に座った
前のように
二人の間には会話は無い
無いけど居心地は良くて
内心ドキドキが止まらない
もう重症だなぁ
なんて思っていたら
あっという間に
自分のマンションに着いた
哲也「お疲れ様」
マンションの脇に
車を停車した
「ありがとうございました・・」
車を降りて
運転席へ視線を向けた
土田さんが
車の窓から顔を出した
哲也「じゃあ、また・・」
「はい、また明日・・」
昼間の先輩の話が
どうしても気になって
車が発進しようとしたとき
運転席の窓を
慌ててノックしてしまった
「土田さん!」
私に気付き
閉まりかけた窓が
また下に下がり
土田さんが顔を出した
哲也「・・何か・・忘れた?」
先生は何か言いたげだった
「あの・・」汗
何て言えばいいんだろう
園長先生の娘さんと
会うんですか
なんて聞くのも可笑しいし
好きな人
できたんですか
これも可笑しいし
悩んでいたら
土田さんが笑いだした
哲也「どうしたの先生・・」笑
「・・な、何が可笑しいんですか」ムッ
私がこんなに
不安で堪らなくて
どうしていいのかわからなくて
土田さんを呼び止めてしまったのに
土田さんは呑気に笑っている
哲也「ごめん、だって先生の顔が百面相だったから・・」笑
「・・ひどい・・っ」グズん
哲也「え・・」汗
先生が急に泣きだした
両手で顔を覆って
本格的に泣きじゃくるから
ビックリして
車から降り彼女を抱きしめた
「う・・・っ」泣
哲也「・・・笑ってごめん・・」
「・・・・辛いから・・もう・・こんなんこと・・しないで・・」グス
土田さんから離れようと
抵抗しても彼に包まれた
両腕が離れない
哲也「・・・何で泣いてるの・・」
「・・・わかりません・・・っ」
哲也「・・・わかりませんて・・・じゃあ何で泣いてんの」
「・・・土田さんが・・・」
哲也「俺が何」
「・・・気になって・・しょうがないんです・・」
あぁ言っちゃった
哲也「・・・俺だって・・」
気になって仕方ないよ
仕方ないのに
こんなに泣かれたら
もっと気になるじゃん
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nobu(プロフ) - GUNゆりさん» ありがとうございます\(^^)/続編は気が向いたら書きますね(о´∀`о)なかなか気が向かなくて笑 (2018年7月29日 9時) (レス) id: 6eb37ee078 (このIDを非表示/違反報告)
GUNゆり - がんちゃんのお話キュンキュンポイントいっぱいで最高でした!!おもしろかったです〜続編また書いて欲しいですっ♪ (2018年7月28日 21時) (レス) id: 69855146ce (このIDを非表示/違反報告)
nobu(プロフ) - 1980noさん» 昨日はEXILEの抽選結果だったので、なんとなくATSUSHIを書きました(*^^*)続きがんばりま〜す\(^^)/ (2018年6月24日 8時) (レス) id: bd02cb4b86 (このIDを非表示/違反報告)
1980no(プロフ) - 篤志さんのお話って珍しいですね!続きが読みたくてうずうずするー(笑) (2018年6月23日 19時) (レス) id: fb6f76b200 (このIDを非表示/違反報告)
nobu(プロフ) - 1980noさん» 別れ話ばかり疲れました笑隆二と臣は楽しいの書きますね(о´∀`о) (2018年6月1日 10時) (レス) id: 50ba279389 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:nobu | 作成日時:2018年4月25日 16時