装う ページ44
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張り込みは
そんな単純じゃない
好きとか嫌いとか
言ってられないんだから
仕方ないから
登坂を彼氏に仕立てるしかない
「でもその格好じゃ、登坂ってバレるよね」うーん
登坂「平気だろ、帽子深く被ってりゃ」アッサリ
「・・・まぁ・・夜だしね・・」
出店でお面を買って
後頭部に被らせた
登坂「ヤバかったら顔面に、このお面持ってくりゃいいだろ」ニヤリ
「そうだね」
じゃあ
今から演技入ります
登坂を見上げた
登坂「ん?」
「りんごアメ食べたいな」ニッコリ
登坂「自分で買えよ」ムッ
「えぇ?彼氏なのに買ってくれないの?」
登坂「・・・あぁ・・もう始まってんのか・・」汗
「あそこにあるよ、りんごアメ!!」二ッ
登坂の手のひらに
自分の指を絡めた
登坂「え」///
「え、じゃないでしょ」小声
登坂「お、おう・・」汗
そうだった演技なんだよな
それから俺たちは
カップルを装い
ターゲットのミュージシャンを
探して歩いた
花火も上がり始め
人が河原へ歩き出して
そのまま俺らも人の流れに
乗っかった
「暑いなぁ・・」ふぅ
首筋を汗が流れていくのが分かる
持っているウチワで
風をおこす
登坂「・・・すげぇ汗」
自然に手で
Aの首筋に触れた
「ちょ、勝手に触んないいでよ」汗
登坂「彼氏なんだけど俺」ニヤリ
「・・・そうだった・・」汗
項垂れそうになったとき
ミュージシャンのタクミを見つけた
「いた!!」
登坂「え」汗
Aに握られた手のひらが
力いっぱい握られて
歩いていた足が
早足になって歩き出した
手を引かれながら
Aの後ろ姿に
顔の筋肉が緩んでくる
Aのクセに
浴衣の襟から覗く
細い首がヤケに色っぽい
見惚れている間に
気が付くと
草むらの中だということに
気が付いた
登坂「おい・・」汗
「黙って」
登坂「っ」汗
そう言われた瞬間
身体が地面に引っ張られ
いきなりAが抱きついてきた
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nobu(プロフ) - GUNゆりさん» ありがとうございます\(^^)/続編は気が向いたら書きますね(о´∀`о)なかなか気が向かなくて笑 (2018年7月29日 9時) (レス) id: 6eb37ee078 (このIDを非表示/違反報告)
GUNゆり - がんちゃんのお話キュンキュンポイントいっぱいで最高でした!!おもしろかったです〜続編また書いて欲しいですっ♪ (2018年7月28日 21時) (レス) id: 69855146ce (このIDを非表示/違反報告)
nobu(プロフ) - 1980noさん» 昨日はEXILEの抽選結果だったので、なんとなくATSUSHIを書きました(*^^*)続きがんばりま〜す\(^^)/ (2018年6月24日 8時) (レス) id: bd02cb4b86 (このIDを非表示/違反報告)
1980no(プロフ) - 篤志さんのお話って珍しいですね!続きが読みたくてうずうずするー(笑) (2018年6月23日 19時) (レス) id: fb6f76b200 (このIDを非表示/違反報告)
nobu(プロフ) - 1980noさん» 別れ話ばかり疲れました笑隆二と臣は楽しいの書きますね(о´∀`о) (2018年6月1日 10時) (レス) id: 50ba279389 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:nobu | 作成日時:2018年4月25日 16時