CHANGE

なんだ ページ11

*









ケイタイの振動で目が覚めた






臣「・・・ヤベ、」汗







寝過ぎた
時間を見て慌てて
飛び起きようとしたが
Aに
抱きつかれていたことに
起きれないことで気づいた







臣「・・・よく寝れるよな・・」苦笑






Aの腕をそっと放して
起き上がり
自分の上着を彼女に掛けて
部屋を出た









.









隆二








ダメだ全然眠れない
結局明け方
玄関のドアが開く音がして
臣が帰ったんだと思い
自分の部屋を出た







リビングでは
Aがまだ眠っている
傍に近づいて
彼女の目線に
身体を落とした








隆二「・・・A」ボソ






臣が好きなの？







心の中で問いかけたけど
彼女には聞こえるはずがない
寝顔を見ていたら
愛おしさが増して頬に触れた






「ん・・・りゅう・・じ・・」







隆二「・・・ハハ・・」笑






自分の名前を寝言で言われ
もっと愛おしさが増す






臣が転がっていた位置には
転がりたくなくて
ソファーを背もたれにして
腰を下ろした





Aの手を握ったら
眠くなってきて
コクリコクリ頭が揺れ出した







「・・・あれ・・隆二？」






隆二「ん・・、起きた？・・」眠い






Aが目を覚ました






「私、此処で寝たの？」






隆二「寝てたよ、覚えてないの？」








「・・うん・・臣がお風呂に言ってる間に寝ちゃったみたい・・臣は帰ったのかな・・・」汗





隆二「・・さっき帰ってった」





「・・じゃあ何処で寝たんだろう・・」汗





此処、占領しちゃって
悪かったなぁ






隆二「・・・知らないの？」






「うん」笑








隆二「何だ、そうなの？」ホッ







てっきり合意の元で
一緒に寝てたのかと思っていた
Aの言葉を聞いて
安心したら笑いが
込み上がってきた







「ん？どうしたの？そんな笑って・・ん」






隆二が笑いながら
私を抱きしめた









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