CHANGE

賑やか ページ41

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真っ黒の高級車は
私たちを乗せて
臣のおばぁちゃんちの
500メートル手前で停車した







停車したところで
臣が立っていた







とても社長には見えない出で立ちで
存在感が半端ない









後部座席のドアを開けて
臣が私たちの座っている
隆二の隣に腰を下ろした








臣「はよ・・」








隆二「おはよ、つか奥さんは？」はて









臣「・・あぁ、後から来るよ」









「えぇーー会いたかったのに」残念









臣「そんな残念がるような女じゃないよ」苦笑








隆二「相変わらずキツイな・・」・・苦笑









「ホント、私が奧さんだったら怒るよ」むっすー









臣「怖ぇ」笑








コイツらには会わせたくないけど
今日ばかりはそういう訳にはいかず
仲の良いところを
見せなければいけない







憂鬱になりながら
窓の外に視線を移した





朝も早いせいか
流れがスムーズだ






それにしても
ゴルフ場に着くまでの間
賑やかだった







おそらく小林は
笑いを堪えてるんだろう







バカ笑いする俺を
どんな気持ちで見ていたのか
想像できた









「ちょっと臣、聞いてる？」






ニヤニヤしながら笑ってる臣に
話しかけた






臣「聞いてるよ、隆二は毎日大変だな」笑





隆二「ハハ、そうだろ？A最近さ、お前に似てキツイんだよ」笑






臣「そうなの？」真顔





「そんなことないよ優しいよ」汗





臣「優しい奴は自分で言わないんだよ」バーカ笑




隆二を挟んで
Aの額をコ突いた







「いたっ、ちょっと！！」ㇺっ





隆二「はいはい、もう止め！喧嘩すんなって」笑








後部座席で3人の小競り合いは続いた









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