CHANGE

必要ない ページ17

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いきなり起こされて
Aが真顔で詰め寄ってきた









臣「近ぇよ」汗







「隆二が言ったの？」真顔





臣「・・言ってない」キッパリ





「は？」





臣「なんとなくだよ、勘だよ堪」汗






「何だ堪か・・・」ガッカリ







ハッキリした理由じゃないことに
肩を落として
またソファーに寝転がった








ツラレテ臣も転がってきた







「ねぇ」






臣「何だよ、まだ気持ち悪いのかよ」







Aの腹に手を置いた






「ううん、臣は彼女いないの？」







ずっと聞きたかったけど
聞く機会がなくて
流れで聞いてみた







臣「いねぇーし必要ないよ」






「え」






臣「そんなの作ってどうなんの」






「そんなのって・・」





臣「どうせ別れさせられるんだ、遊びの女だけで十分だ」






「・・・誰に別れさせられるの？」真顔






聞き捨てならない言葉に
再び起き上がり
臣の身体も起こした







そしてまた
彼に詰め寄った






臣「・・・誰でもいいだろ、お前には関係ないよ」







「関係あるよ友達だもん」キッパリ





臣「友達って言ってくれんの？」






「友達じゃん私たち！！」






臣「・・・はぁ・・めんどくせぇな・・」苦笑






「早く言って、誰に別れさせられるの？」






臣「・・・親だよ親・・・」







こんな話
したくねぇのに
Aはお構いなく
俺の入られたくない
領域に踏み込んできた









今まで誰にも
聞かれたこと無かったのに





いや
話す空気を作らせなかったんだ







それだけ今の俺は
コイツに気を許してたんだろう








親だと聞いて
Aは何かを察したように
頷いた









「・・・臣・・・」







臣「うわっ」汗







俺の名前を呼んだと思ったら






Aは俺を抱きしめた









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