君のまま 4

へぇ・・ ページ35

*









こんな偶然ってあるんだな






今市「世間って狭いっすね」笑







土田「ね！まさか今市くんの妹さんだったなんて夢にも思わなかったよ」笑







翔吾「ねぇ、お兄ちゃん」







今市「ん？何翔吾くん」









Aから離れて
俺の目の前にやってきた翔吾くん








翔吾「パパと先生結婚してもいい？」






今市「え」汗







それはちょっと・・
子ども相手にダメなんて
言っちゃ大人げないしな







悩んでいたら







土田「翔吾、先生はパパのこと好きじゃないから無理だよ」苦笑







翔吾「そうなの？」真顔








翔吾は先生に
視線を向けた









「・・・え、いや・・そんなことは・・でも・・」汗









翔吾「ほら！そんなことないって」必死







土田「参ったなぁ・・・笑」









先生困ってるじゃねぇーか
謝ろうとしたら
先生が翔吾の目線に
身体を落とした









「翔吾くん」







翔吾「ん？」








「先生ね、好きな人いるからパパとは結婚できないんだよ」ごめんね







翔吾「・・・そうなの？」






「でも、また遊びにくるから」ニッコリ








翔吾「ホント？！！」キラキラ







「ホントホント」笑






翔吾「じゃあいい！！」やったー！！







土田「助かった、俺もう結婚なんて当分考えてなかったから」ホッ







今市「そうなんすか？もったいないなぁ」







けど内心俺もホッとした
Aに視線を向けたら







照れくさそうに
ハニカンでいた








土田「そういや、あのbarテンダーの彼女とはどうなったの？」ニヤリ









今市「え」汗









今っすか







「彼女？」ギロリ







私そんな人の存在
初めて聞いたんだけど
隆二に視線で訴えた







今市「いや、あの子はそんなんじゃ・・・」汗








土田「出張の時、連れてってくれたbarの女の子とさ、いい感じだったんだよ」笑







「へぇ・・そうなんだ、お兄ちゃんにそんな人居たんだ？」真顔







今市「違うって！！あの子はそんなんじゃないって」汗






土田「そんな誤魔化さなくたっていいじゃん、あの時のラインも実は妹さんからだったんだよ」ね？






「え、あ・・はい」苦笑






これは
嫌な予感しか
しなくなった






汗

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