HAPPY

初めてじゃない ページ9

*









付き合い出して1週間
まだ誰にもバレてない
先輩と私





廊下で会っても
ダダの先輩と後輩







それはお互い兄貴を通じて
全校生徒にばれるのを
恐れているからだ






きっとバレたら






兄貴や幼馴染たちに
罵(ののし)られ笑われ
イジられるんだろう







今日もリコとみるく3人で
教室移動していたら
廊下に3年生の群れが
占領していた








リコとみるくはソワソワし始めた








みるく「やだ先輩たち超カッコイイ」///






リコ「うん、ヤバイ・・ドキドキしてきた」////






「マジ？」笑






全くドキドキしない私は
平然としていた








3年生の前を
素通りしようとしていたら








健二郎「A、何処行くん」笑






「調理室」




健二郎「マジか！何作るん？」





「今日はデザート、言っとくけど健二郎にはあげないよ？」キッパリ




健二郎「なんや、ケチくさいなぁ」ぶー






なんてやり取りをしていたら





隆二「俺に作ってよ」真顔






「え、あ、・・うん」汗





隆二「健ちゃんはコイツの料理初めてじゃないんだろ？」





健二郎「そうやな、実験台に何回なったことか彼氏できるたび俺の腹は下りっぱなしや」笑





「ちょ、健二郎喋りすぎ！」汗






要らないこと喋りすぎ！
引かれるじゃん
慌てて健二郎の口を
両手で塞いだ





健二郎「んわ、おまっ・・」☆〇∞△□＊汗






「ホンマようしゃべるなぁ」ムッ







健二郎のミゾオチに
一発パンチ入れて
リコとみるくを引き連れ





調理室へ急いだ









隆二「健ちゃん、詳しく話してよ」真顔




健二郎「え」汗





隆二「ゴリラの恋愛歴」






俺が初めての彼氏じゃないことに
若干の苛立ちを覚えながら





健ちゃんを連れ出したんだ









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