HAPPY

年上 ページ7

*









お風呂上り
頭を乾かせて横になっていたら
ラインが鳴り出した









「・・・うわ・・本当にかかってきた」ゴクリ









画面には
今市先輩の名前








動画にして
電話に出た








「はい」







隆二「うわ・・動画でしゃべんの？」







「ダメ？」






隆二「いや、いい！いいよ・・つか風呂上り？」







「うん、先輩は？何してたの？」







隆二「今、帰ってきたとこ」






「どこ行ってたの？」







隆二「合コン、臣は何してんの」








アイツ先帰りやがった
俺大変だったんだぞと
言いたいところだけど
Aに言ってもな・・・








「うわ先輩最低・・チャライね」不信感






隆二「はぁ？俺も行きたくて行ったんじゃねぇーし」






「どうだか、兄貴なら結構前に帰って来たよ」






隆二「だろうな、ったく臣が言いだしっぺのくせに・・」







「兄貴が？キモッ」おえ








隆二「ハハ、Aってそんなキャラ？」笑








「え？そんなって？」







隆二「いや・・俺の前だとぶりっ子になる女子ばっかだからさ、ウケた」笑







「あぁ、私、ぶりっ子できないから」ふふん







偉そうに言ってみた







隆二「威張るもんじゃないだろ、つか俺たち付き合おうっか」笑






「え？えぇぇぇぇぇぇぇぇーーーーーー！！！」汗






隆二「ビックリしすぎだろ」







「いやだってビックリするでしょ、いきなり何の前振りも無く言う？」はぁ？







隆二「前振りなんてんなもんいらないじゃん」笑






「・・・先輩」






隆二「ん？付き合ってくれんの？」







「いや・・先輩のこと別に好きじゃないし」キッパリ






隆二「マジ？可笑しいなぁ、そんなはずないんだけどなぁ・・」うーん







「・・・先輩は私の事、好きなの？」真顔






隆二「好きだな・・」ニッコリ







「・・・・////」








同級生には何人かに
告られたことはあったけど






先輩とか年上には
初めてだったから







動揺してしまった









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