HAPPY

慣れる ページ35

*









いきなり先輩に抱きしめられて
咄嗟に押し退けた






「やめてよ！！」怒






今市「いって・・・」汗






「先輩はもう彼氏じゃないんだよ！！こういう事しないでよ」ムッ






今市「わかってるよそんなの・・・」ムッ






「じゃあ出てって」






今市「やーだね」つーん







ムカつくから
ベッドに転がった






「・・・はぁ・・勝手にすれば・・」呆







本当何考えてんだか
ベッドに転がった先輩を
放ってケイタイを手にした







あ






剛典くんからラインが鳴ってる








「先輩、出てってくれる？」






今市「今ムリ」








「あっそ」







もう知らない







迷わず剛典くんのラインを
鳴らした









数秒で剛典くんの顔が
画面に現れた








岩田「お帰り」







「ただいま」笑







先輩の存在を消して
剛典くんと楽しく話して
数十分後








先輩は部屋から出て行った









バタン！！







ワザと大きな音を立てて
ドアを閉められた








岩田「何か、すごい音したけど・・」汗






「ご、ごめん・・ちょっとネコがイタズラしちゃって・・」汗






岩田「ネコ居んの？」







「うん、そう・・」苦笑







ネコなんかいないけど
先輩を誤魔化すために
そう答えた









ガチャ









途端にドアが開いて
先輩が顔を覗かせた








今市「ネコじゃねぇーぞ」ムッ








「ちょ、何！！」怒








岩田「え」









「ごめんまたね」汗







慌てて剛典くんとの通話を切った








今市「お前がウソつくからだろ」ニヤリ






「・・・最っ低」怒







そんな日々が続いて







先輩の嫌がらせにも
慣れてきた今日この頃









兄貴に用事があって
放課後
3年のクラスへ足を運んだ









「兄貴居る？」








勢いよく入り口のドアを開けたら









先輩と藤本先輩が
隣り同士座って
勉強していた









今市「A？」






「・・・あ、兄貴は？」







藤本「臣くんなら、もう帰ったけど？」ニヤリ







「そ、そうですか・・」






私の顔を見た瞬間
藤本先輩は今市先輩に
肩を寄せたんだ









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