HAPPY

好き ページ12

*









先輩のキスが止まらない






流石にトレーを落としそうになって
先輩を押し退けた







今市「・・・って・・」汗






「先輩、シツコイ！！」///






今市「わりぃ、ツイ・・」へへ///






「バカ・・」///








みんなに見られたら
どうすんのよ







オーブンに入れかけたクッキーを
全部入れてスタートを押した









ピッ








「よし」







立ち上がろうとした瞬間
腕を引っ張られて
抱きしめられた









ぎゅぅぅぅぅぅ









今市「お前、キス慣れ過ぎ」ムッ







「え」







今市「つか、ムカつく」







「自分だって・・ん」







慣れてるじゃんって
言おうとしたのに







唇を塞がれた









はぁ









先輩って








案外嫉妬深いんだ？
毎晩好きだアイシテルだ
言わされて







そんなんで私は
いつか本当に好きに
なれるんだろうか








とりあえず今は









先輩を受け入れて
好きだと思えるように
頑張った









.









その日の夜





毎晩お決まりの
先輩からのラインが鳴る









動画にして








「はーい」






今市「また風呂入ってた？」笑








「うん」







今市「今度さ、俺んち来いよ」







「ヤダ」






今市「何でだーー」ムムッ






「どうせ変なこと考えてるんでしょ」







今市「考えてねぇーし」






「そう？」不信感






今市「つか好きな子と一緒ん居たくなるだろ普通」







「なるけど先輩とは別にならないよ」キッパリ







今市「・・・マジか・・」しゅん






「う、ウソウソ、そんなことないよ！先輩のこと好きだもん」キッパリ








一瞬
傷ついたような顔をした先輩に
慌てて好きをアピールした







今市「本当か？」///






「ホントホント」






今市「俺のこと、アイシテル？」真顔






「・・・アイ・・・シテル」///






今市「俺も、Aが大好きだから」笑






「うん・・」照









何でそんなに
恥ずかしげもなく
アイシテルや好きなんて
言えるのか







今の私にはわからなかった







.

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