初恋 2

目が真っ赤 ページ18

*









臣さんの声に
振り向いたら








凄く怒っていて
今までの優しい口調の
臣さんじゃなかった






今市「何言ってんだよ、そんな訳ないだろ」汗






「そ、そうだよ。私はただ今市さんが優しいから、彼女になる人が羨ましいなって・・」汗






登坂「ほら認めたじゃん、羨ましいって」怒





「ち、違うよそれは・・」汗





登坂「違わねぇーよ、もういいよ隆二と付き合えばいいじゃん」怒









何言い出してんだ俺は
そんなこと思ってもねぇーのに
勝手に口が動き出す





そしたらどんどん
Aの表情が曇っていく






隆二と楽しそうに
嬉しそうに昼飯食ってる
Aにイラっとして
止(とど)めは






”隆二の彼女が羨ましい”









この言葉にグッサリヤラレタ







俺の勝手な嫉妬
Aは何にも悪くない







けど
俺が未来ちゃんとメシ食うことで
Aが嫌な思いしてんじゃないか
哀しい思いしてんじゃないかって
速攻で食って帰ってきたのに







帰って来たら
隆二と楽しそうに
メシ食ってんだから






自分の事
バカらしいって思うのは
仕方ないだろ







兎に角俺は






今





腹が立って仕方ない









自分のデスクに座って
パソコンに触るも
何がしたいのか意味のない
ページ開いて何か見てるフリ









そんな俺に見かねた隆二が
話しかけてきた








今市「そんな怒んなって、Aちゃん可哀そうじゃん」苦笑







登坂「じゃあ、お前が優しくすればいいじゃん」怒






パソコンに目を通したまま
隆二に応えた







隆二「・・・あっそ、じゃあ優しくするけど怒んなよな知らねぇーからな、俺の事好きになっても」怒







ダメだAちゃん
コイツかなりのヤキモチ妬きだ
お手上げジェスチャーで
Aちゃんを見たら









目を真っ赤にして
泣き出す寸前だった









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