ai ta 心 2

話し合って ページ8

*









和希







マネージャーに
Aと離れるって
言ったものの




何て話せばいいのか
迷っていた







Aなら
ちゃんと話せばわかって
もらえるはず






俺はいつだって
Aのことを
1番に考えてきたし
仕事とAどっちか選べって
言われたら





どっちも選べねぇーし






今は






仕事を優先するだけ







一生を共にする人は
Aだけって
決まってるし






何の迷いもない俺は








Aと話し合うことにしたんだ









.









和希「ただいま」






リビングへ入ると
Aがソファーに
寝転がっていた






「あ・・おかえり」






和希「寝てた？」






「ううん・・」





和希「A、話があるんだ」






「・・・うん」





起き上がった
Aの隣に座り
Aを抱きしめた







和希「来週からLAに行くことになったんだ」






「凄い・・」ビックリ





和希「それでさ・・」





話そうとしたら







「私も話があるの」






和希「・・何？先言って？」






「・・私、ココ・・出て行く」





和希「・・.何で？」汗





「新しい仕事見つけたの・・」





和希「何の仕事？」





「まだヒミツ、ちゃんと落ち着いたら話すから・・しばらく私たち離れよう？」





和希「・・・何で？」





「・・・ほら、この前のコンビニでファンの子に会ったでしょ？気をつけなきゃ」






和希「・・・あぁ・・」





「和希くんは？何？話って」






和希「・・・俺も同じこと言おうと思ってた・・」





「・・・そっか・・じゃあ丁度良かったね」笑





和希「・・いつまで？」





「・・・え・・」





和希「いつまで離れてばいい？」






「・・・和希くんが国民的アーティストになるまで」





和希「何年かかると思ってんの？つか無理だろ」






「何年でも待つから無理なんて言わないで・・」




和希「・・・A」




「ずっと・・応援してるよ・・」







ぎゅぅぅぅぅぅ






和希くんに腕を回して
身体を抱きしめ返した






和希「・・・ん、待ってて・・俺、絶対誰もが知ってるようなアーティストになる！！んでAを絶対迎えに行く」





「・・・うん・・」グス







.

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