ai ta 心 2

コレにする ページ40

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和希



まさかこんなところで
Aに会うなんて
思ってなかった
心構えナシだったから
すげぇ動揺してる






それにしても
あんな態度に出さなくっても
いいだろうと思うぐらい
Aもかなり動揺してた







もう俺の事なんて
どうでもいいのか・・






裏に入ってってしまって
こっちに出て来る様子もなく
俺は店長おススメの
バングルを見入っていた









店長「そうだ・・これね、うちの看板娘の処女作品」どう？






店長はそう言って
俺にAが作ったっていう
バングルを見せてもらった







和希「・・へぇ・・すげぇイビツ」笑






店長「そりゃそうだよ、初めて作ったんだから」笑






確かにそうだと
納得しながら作品を
手に取って眺めていた







和希「・・これにしようかな・・」






店長「え？これ？」汗






和希「そうコレ」ニッコリ





店長「・・・お金は貰えないなぁ・・」汗






和希「いや、払います・・けど・・その代り出世払いって伝えといてください」笑






店長「出世払いって・・・」汗






和希「んじゃ、コレ貰って帰ります・・絶対伝えといてくださいね！！・・・何年後かわかんねぇけど払いに来るって・・」ニッコリ






店長「マジか・・・」苦笑






和希「マジっす、だからここ辞めるなって」笑





店長「助かるよ、そう言ってもらえると・・彼女に辞められたら困るからね」笑






和希「俺も困る」真顔





店長「・・・ありがとう和希・・」






伝わるかどうかわかんねぇーけど
俺の気持ちを店長に託して






Aには会わずに






店を出た









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