ai ta 心 2

家の前 ページ32

*









和希





待ち合わせの公園へ
急いで走った






ベンチに座ってる
Aを見つけて
声を掛けようとしたら






誰かと話してるのが見えて
足が止まってしまった






しばらくして
誰がわかんないけど
相手の男？は去っていった






誰あの男





気になって
Aの元へ駆け寄った







和希「お待たせ・・」






「和希くん、お疲れ様」ニッコリ





和希「さっきの人誰？暗くて見えなかったんだけど・・」





「・・・あ・・コレもらった」汗





見られてたんだ
だったら嘘つけないから
正直に貰った写真集を見せた








和希「・・・臣さん？」何で・・







「通りかかったんだと思う・・ついでみたいな感じでコレ貰ったから・・」汗






和希「・・・臣さん何か言ってた？」






「・・ううん、ちょっと世間話しただけだから・・」汗





コンバースの話なんて
できないから・・






和希「・・そっか・・じゃあ家行っていい？」






「・・家は止めよう？ここで話そうよ」





和希「俺、行きたい」





「・・・止めよう？だって誰かに見つかったら今度こそ離れちゃう・・」






本当は
家が臣さんの真ん前だって
知られたくなかった
だから必死で誤魔化そうとした





でも






納得してくれなくて
結局私の家の前まで
やってきた









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