此処から

止まらない思い ページ40

片づけが遅くなって
急いで隆二くんのいるホテルへ向かう


「ここか・・」

ロビーのカフェで待ち合わせたんだけど・・

今回のホテルはやたら広いなぁ


正面玄関じゃなかったみたいで、わかりにくい


歩いても歩いてもたどり着かなくて

通路にあるソファに座りこんだ


「疲れた〜もう歩けな〜い！！」


電話した方が早いと思い
スマホのダイヤルに触れた

「隆二くん？着いたんだけど迷子になっちゃった〜」


場所を説明して迎えに来てくれることになった


そうだ、待ってる間三代目の曲名くらい覚えよう
そう思ってGoogleで調べようとしたら

？「ねぇ、誰と待ち合わせしてるの？」


私の後頭部側の方のソファから声がした


振り向くと


「し、将吉さん・・！！」



将吉「知ってくれてるんだ？」


「当たり前です！EXILEさんはバッチリです」笑



将吉「ありがとう、こんな時間に誰を待ってるの？」



「あ、えっと・・友達です」


隆二くんなんて言ったらだめだよね


将吉「こんな遅い時間に待ち合わせなんて
　 悪いお友達だね」笑


あれ・・何か気づかれてる感じ？



あはは・・なんて笑っていたら


隆二くんが走ってきた


隆「ごめん、説明不足で・・」


「大丈夫だよ」


！！


将吉「ダメじゃん、ココに女の子連れ込んじゃ」笑



隆「将吉さん！あれ、なんで？」


将吉「じゃあな〜」



そう言って将吉さんは立ち去っていった




不思議そうにしていた隆二くんだったけど

説明しながら隆二くんの部屋までたどり着いた



ガチャ





「それにしても、生の将吉さんってかっこいい・・」


ドアが閉まった瞬間

隆二くんに唇を塞がれた


やさしいキスじゃなくて

荒々しいキス


一瞬戸惑ったけど





離れていた時間が多かったからなのか




お互いに不安だったからなのか




今までの




気持ち全部が





爆発した

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