此処から

そんなことない・・ ページ29

岩「あのさ、よく考えてよ。仕事だよ仕事！別に浮気とかじゃないんだから
そんな落ち込まなくていいんじゃない？」



たいたい隆二さんに敏感過ぎなんだよ


俺には鈍感なくせに



「…そう、だよね！仕事だもんね」


ホントだ私、心が狭過ぎるね



岩「俺の時はどうだった？」



「笑えた！だっていつもと全然違うんだもん」笑


岩「なんだよそれ、隆二さんの時と反応全然違うじゃねぇか」


「ガンちゃんありがとう！元気出た！」




岩「お、おう」///




「元気にしてくれたからガンちゃんに格上げしてあげるね」




岩「…いや、岩田がいい呼び捨てがいい」




「え〜変なイ、ワ、タ！」笑




俺の計画じゃ、こんなとこで元気づけるはずじゃなかった

もっとこう、谷から突き落としてギッタンギッタンにする予定だったのに

それ以上に

泣きそうなAちゃんを見たくなかった

ただそれだけ









登「なあ隆二、ガンちゃんとしゃべってる子知ってる？」



隆「・・・いや・・」


登「あの二人、なんかあるぞ！」


隆「何かって？なんでそう思うの」


登「最近、ガンちゃんの匂いがたまに変わってんだよ」


隆「それとどう関係あんの？」


登「さっきあの子とぶつかった時
　 ガンちゃんと同じ匂いがした」


隆「・・たまたまじゃないの」


登「なんかおもしろそうじゃね？」


何にも知らない臣は楽しそうに言っていた



まさか・・・




そんなことないと思いたい自分と




疑ってしまいそうな自分




Aちゃんを信じたい

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