此処から

壊れる ページ15

隆「何？もう女の子連れ込んでんの？」笑


隆二くんの視界に私が入る



「・・・久しぶり 隆二くん」


隆「・・Aちゃん？」




岩「やっぱ知ってんじゃん」




そう言ってガンちゃんは私を見た




隆「どういうこと？何で？二人はどういう関係？」




隆二くんの表情が一瞬で変わる




怒ってる





岩「最近友達になったんだよね？Aちゃん？」笑




「うん」




岩「今日は僕が打ち上げに松木くんと二人を誘ったんですよ」




隆「・・・何かワリィ、ガンちゃん二人にしてもらっていい？」




岩「わかりました、じゃあ会場に戻ってるね」




隆「悪いねガンちゃん」





岩「じゃあ後で・・」




ガンちゃんが部屋から出て行き隆二くんと二人きりになった





隆二くんが仁王立ちして

ものスゴくにらんでる





「どうしてそんなに怒ってるの？」




隆「どうしてって・・・・わかんない？
　 Aちゃんにはいっぱい言いたいことがあるんだよね」怒




「わかんないけど、ごめんなさい・・」






隆「一番に気になることから聞くよ？
　 なんでガンちゃんといるの？」怒




「なんでって・・・私を慰めてくれてたんだよ」





隆「なんで？松木くんじゃなくガンちゃんなわけ？」怒



久しぶりに会った隆二くんは

何故か怒ってて



聞いてて段々ムカついてきた




そして…




「……どうしとそんなに私攻められるの？意味わかんないよ、わたしは隆二くんに会えてすっごくうれしいのに、キレイな女の子とイチャイチャしちゃってしかもデレデレじゃん、ばっかじゃないのひとりで勝手に怒ってるしガンちゃんガンちゃんうるさいし、私一人いっぱい考えて考えて・・・ハァ、うっ・・やっと泣き止んだのにまた泣かされるし、隆二くんのこと割り切ろうとしてたのにまた勘違いするようなこと隆二くんは言うし私にどうしろって言うんだよバカ隆二！！」



感情が爆発した


急に手を引かれ隆二くんの腕の中に閉じ込められた



隆「…ごめん… 」







抱きしめられて







また涙が止まらなくなった

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